ネパールコーヒーものがたり
ネパールの現状、そしてコーヒーを通じた
未来への道のりをぜひご覧ください。
ネパールの現状、そしてコーヒーを通じた
未来への道のりをぜひご覧ください。
500mlのコーヒー濃縮液で2.5Lのカフェオレが作れます。お手軽にネパールコーヒーを楽しめて、味わいの調整も可能。アイスでもホットでも美味しくいただけます。コップ約15杯分。ネパール100%(5倍希釈)。
割るタイプ NEPAL COFFEE オリジナル・無糖
内容量:各500ml
定価:各960円(内税)
きっかけは2022年2月、ネパールで活動するNPOからの「村の人たちの思いをつなげたい、彼らの自立までの道のりを支援してほしい」という声でした。
活動内容に感銘をうけ、「村の人たちの活動を未来につなげたい」という純粋な思いで支援を即断。ネパールのコーヒー農園を支援することになりました。
ネパール、どんな国か知っていますか?ネパールはインドと中国に挟まれた内陸国。北海道2つ分ほどの国土面積ながら、海抜70mの平原から世界最高峰のエベレストまでを有する、とても珍しい地形の国です。
標高差があるがゆえに、氷雪帯から亜熱帯まで、なんと5つの気候区分があるというから驚き。多数の民族が暮らす多民族国家で、王政が廃止される2008年までは王国だったという歴史があります。
そんなネパールですが、アジアの最貧国といわれています。成人1人の平均年収(GDP per Capita:1人当たりの国内総生産)は1,028米ドル(2021年)。年収15万円ほどです。それはなぜか?ネパールには現金収入につながる産業が育っていないからなのです。国民の70%が農業に従事しているものの、GDPにおける農業収入は30%に満たず、農業が現金収入につながっていません。農業従事者のほとんどが昔ながらの自給自足の農業を強いられているため、観光収入や出稼ぎで外貨を稼ぐしかない、という現状があります。
生活のために若い労働力が海外に出稼ぎに向かい、その行き先は中東、東南アジア、隣接するインドなど。年間約30万人の若い労働力が海外に流出しています。これでは、国内の産業が育つ術もありません。ネパールはみんな大家族です。大家族なのに、一緒に暮らせません。ネパール国内でお金を稼ぐ手段、働き口があれば、家族がバラバラにならず一緒に暮らすことができるはず。それがわたしたちの支援の、一番の願いです。それを叶える糸口が「コーヒーの栽培」だったのです。インドと中国という大国に挟まれた内陸国・ネパールでは、自国の開発を両国はじめ諸外国からの経済援助に依存してきました。コーヒーの栽培は、国の発展をけん引する産業のひとつとなりうる“希望の光”でもあるのです。
記憶に新しい2015年4月のネパール大地震。被災した地域の人たちの暮らしを復興するために何をしたらよいのか、当時NPOのスタッフが地域の人々と一緒に考えたといいます。でてきたのは「もっと換金性が高い作物を作って、農業でしっかり暮らしを立てていきたい」という声。そこで、何ができるかみんなで話し合ったり、ほかの地域にあるコーヒー農園を視察に行ったりした結果、「コーヒーをやろう」という考えに至り、コーヒー栽培がスタートしました。
ネパールは今、新たなコーヒー産地として注目を集めはじめています。コーヒー栽培に適している気候の指標であるコーヒーベルトの北限に位置するネパール。どのような環境でコーヒーが栽培されているのか、ご紹介したいと思います。
今、支援しているのはビルドスさんとクンダンさんの2つの農園。あわせて4.5トンを下支えしています。
Lama Organic Farm。農園名にオーガニックを冠した、ビルドスさんの農園です。自宅のすぐ目の前に自作のウエットミルプロセスの加工場があり、その下側がコーヒー農園。家の窓を開けるとコーヒーの実がなっているという、コーヒー農家としては最高の環境です。
パルピング(チェリーの皮を剥く工程)から発酵までいろいろと実験を繰り返し、それを乾かしてパーチメントという殻付きの状態にし、袋詰め。「ウェットミル」という、コーヒー豆栽培の半分の工程までを農園で完結することができています。
決して手を抜かない篤実な人柄。コーヒーに対する熱量。ビルドスさんの望みは、自分の豆が自分の名前で世に出て、飲まれ、評価されることです。「この農園の豆は、出荷して僕の手を離れてしまえば、他の農園の豆と混ぜられて、どこで誰がどのように飲んでいるのかわからない。僕の夢は、精魂注いだ豆たちがこの農園の名前で市場に出され、その美味しさが最大限引き出された形で飲んでもらえることなんだ」。
ビルドスさんの農園で作ったパーチメント850kgを生豆500kgにして、全部を引き受けました。そのことにより、働き手30人(常時ではなく作付が終わった後の土の掘り返しや、苗木の株分けするとき、また収穫時だけなどの日雇いスタッフも含む)、その家族を入れて約150人に作業に応じた収入機会が生まれます。彼らが育てた豆が増えていっても可能な限り支えたいと伝えています。彼らにとって一番困るのは、売り先がないこと、買い叩かれることです。
ネパールでコーヒー栽培が注目されるよりずっと前……、23年くらい前から、変人といわれながらも頑張ってコーヒー栽培をしてきたビルドスさん。今、それが実になって、ビルドスさんのおかげで生活を支えられている人たちがいます。今まで彼が一所懸命にやってきた栽培方法、ノウハウを無償で提供しており、栽培農家をまわりに増やしていって、自分たちの家族だけではなく、みんなの家族が一緒に暮らせるようにしたいと、ビルドスさんは思っています。そうやって大事に思って育てられたものには、気持ちが宿ると思います。コーヒーを口にすると、その思いもきっと伝わるはず。虐げられ、強制労働で作らされたコーヒーと、大切に育てられたコーヒーはきっと違うと思います。その作り手の思いをつないでいくこと、それがわたしたちの使命です。
ラマ・オーガニック農園でできたコーヒー豆の特徴は、豊かな麦芽糖のような甘みがあり、アフターは尾を引かずスッと消える上品さにあります。深く焼いてもこの特徴が消えないこと、甘みを感じるということは、じつはすごいことです。国内流通のため、つくば分析センターに検査を依頼。多成分一斉分析・Iモニタリング(農産物)306項目の農薬検査をオールクリアした、無農薬のコーヒー豆ができました。
コーヒー豆の収穫がはじまったばかりの、力を入れている農園があります。現地で活動するNPOが約1,000本のコーヒーの苗を支援して、その後、村の人たちが自分たちで資金を出し合って、ある集落をコーヒー農園として企業化しました。それがクンダンさんの農園「レンブワ・オーガニック農園」です。
第一農園が山の中腹にあって、クンダンさんの親戚がその第一農園で暮らしています。さらにその上に第二農園を作ろうとしています。第一農園と第二農園の中間に「ウェットミル」施設を整備中。第二農園に小さな苗木を1,500本植えています。大きくなると4トンくらい収穫できる農園になります。
クンダンさんの農園で以前、コーヒーの木の根のつき方や根元が細いという問題がでた年がありました。水牛の糞から作る堆肥が足りていなかったためです。完全有機栽培で生産しているコーヒーの木。堆肥を街で購入して山道を運び上げるのは、物理的にも経済的にもかなり負担になってきます。そこで水牛10頭を支援することに。農園で堆肥まで自給できるのが理想だと判断し、サポートを行いました。
ビルドスさん、クンダンさん、NPOのスタッフと一緒に、このクンダンさんの農園に続く山道を登りました。美しいクンダンさんの農園。こういう景色のなかで、コーヒーが生まれています。
ネパールの夕暮れ。ひんやりしてきた空気を鳥が横ぎり、ヤギの鳴き声が聞こえてきます。ビルドスさんの農園の夕暮れ時の空気感を、コーヒーで表現できたらと思っています。
収入機会創出人数
180
人
(2025年3月現在)
2023年1月に空輸した500kgのコーヒー豆で、約30人の収入機会を創出することができました。次の3トンでは、180人(世帯)以上の収入機会につながりました。生産している農家さん、収穫したコーヒーチェリーを精選加工する人たち、それらを集めてまわる人たち、最終的に生豆に加工する人たち。そして関わる人たちすべてをひとつのラインにつなげてくれている、ビルドスさんやクンダンさん。彼らの思いをコーヒーを通して届けたい。「ネパール」と「コーヒーの輸入」というワードは、おもしろいと思っていただけるのか、人と人がつながっていきます。関わっている全員を知っているということが、このネパールのプロジェクトをフェアトレードだといえる大きな自負になっています。
本当に美味しいと思ってくれる人へ、時間がかかっても共感してくれる人へ、確実に届けていきたいと考えています。たくさん売ることが目的ではありません。彼らの思いをくんだやり方で進めていきたいんです。農園の人たちの大部分は、自分が栽培して収穫したコーヒーを飲んだことがありません。コーヒー自体飲んだことがない人たちもたくさんいるのが現状です。だから彼らに飲んでほしくて送りました。返ってきたのは「仕事して疲れた身体が、癒されて溶けていくような気がしました」という感想。「元気がでました」と言ってもらえて、ほっとしました。
ネパール国内でお金を稼ぐ手段、働き口があれば、家族がバラバラにならず一緒に暮らすことができます。この取り組みを軌道にのせ、SDGs目標1(貧困をなくそう)の達成に貢献していきます。今後、ネパールでの雇用機会創出でできたコーヒー豆を、就労継続支援A型のグループ会社で加工していきます。日本にも、働く能力があるにも関わらず、職に就ける機会に恵まれない人がたくさんいることを知りました。当たり前の世の中に近づくための一助となるよう、日本国内でも活動の輪を広げていきます。
少し早く目が覚めた日、出社までの時間ってギフトですよね。「でもまだ、起きあがりたくないなぁ」って気持ち、あります。そんなとき背中を押してくれるようなコーヒーになったらいいな、と願っています。「家族みんなが一緒に暮らしたい」を叶えるためにはじまった、ネパールでのコーヒー栽培。人にやさしい、あたたかい気持ちの詰まったコーヒー。ネパールからのエシカルなギフト。みなさんの日常使いのコーヒーになるとうれしいです。
500mlのコーヒー濃縮液で2.5Lのカフェオレが作れます。お手軽にネパールコーヒーを楽しめて、味わいの調整も可能。アイスでもホットでも美味しくいただけます。コップ約15杯分。ネパール100%(5倍希釈)。
割るタイプ NEPAL COFFEE オリジナル・無糖
内容量:各500ml
定価:各960円(内税)
5倍に割ってカフェオレを作る濃縮タイプのネパールコーヒーです。コーヒー1:牛乳4がおすすめ。500mlのコーヒー濃縮液で2.5Lのカフェオレが作れます。コップ約15杯分。ネパール100%(5倍希釈)。
コーヒー濃縮液は「カフェオレベース」という名前だったり、「コーヒーシロップ」という名前だったりして、これという決まった名前がない感じがします。使い方は一緒で牛乳やお水で割るので「割るタイプ」という表記にしました。手軽にネパールに触れていただければ嬉しいです。
<取り扱い注意事項>
直射日光を避け、冷暗所に保管してください。開封後は、早めに使用し、冷蔵庫で保存してください。